ご葬儀
日蓮宗の正儀に則り、故人の霊山浄土への出立をお祈りします
地元より旅立ちたい方、お釈迦様がもっとも大切にされたお経「法華経」にて旅立ちたい方など、宗旨、宗派を問わずみなさまのお気持ちを大切にお勤めします。
亡くなられたら、まずはお電話くださいませ。
お葬式の事前相談はとても大切です
「お葬式のことを前もって考えるなんて・・・」その気持ち、わかります。
でも、考えてみると、お葬式の施主をする経験は、人生に数度しかありません。つまりほとんどの人が”はじめての施主”。そうでなくても、”ウン十年ぶりの施主”ということがほとんどです。
そんな、時間的にも精神的にも余裕のない状態で、お通夜〜ご葬儀の間のほんの短期間に、たくさんのことを決めなければなりません。「事務的なことと葬儀社との対応と弔問の方への対応にバタバタで、ゆっくりお別れする暇もなかった・・・」なんてことになりかねません。
そこで、事前にできることは、済ませてしまおうというわけです。
葬儀社との相談
葬儀社さんとの相談は、主に費用面のことになるかと思います。会場の規模、飾り付けのディティールなど、希望をしっかり伝えてお見積もりを取られると良いと思います。
何より、葬儀では担当者や葬儀社そのものとの相性が大事です。心安らかに葬送の時間を過ごすには、相性の良い葬儀社さんを見つけておくことが必要です。
お坊さんとの相談
葬儀でのお坊さんの役割は、故人に法号(戒名)を授け、引導を渡し、故人の霊山浄土への安らかな道行きをご祈念することです。
法号(戒名)は、故人のあの世でのお名前です。生前の人柄、信仰の様子、社会的な貢献などを鑑みて、ひとりひとりにお付けします。
引導は、葬儀の場で、故人に、自身が今回の人生で成したことなどを説き聞かせ、それを抱いて四十九日の道を歩み、閻魔大王などのお調べの時には間違いなく申し開きができるようにするものです。
引導、法号どちらにも、故人の生前のことを知る必要があります。どちらをお作りするのも時間のかかることですので、事前のご相談をおすすめします。
法号(戒名)の生前授与
また、事前に自分にぴったりな法号、自分が持つにふさわしい引導を先に作っておくことは、人生の目標になります。「この素晴らしい法号(または引導)の通りに生きていくぞ!」というわけです。
ここ熊本ではあまりメジャーではありませんが、「法号(戒名)は生前に貰っておく」のが当たり前な地方もあります。相談しながらお付けすることで、好きな字や好きな言葉、座右の銘や子孫への希望など、色々な要素を盛り込むことができます。
朝に夕に、自分の法号に手をあわせ、法号に恥じぬ日々を送ろうと志す。素晴らしいことだと思います。