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今年最後の法要。日蓮大聖人の第740遠忌です

12月12日(日)
13時〜法要、のち法話

 本年も「御会式」を行います。御会式(おえしき)とは、宗祖日蓮大聖人の年回忌法要であり、日蓮宗の僧侶並びに檀信徒が報恩感謝の真心をささげる大切な法要です。

 日蓮大聖人がご在世であった鎌倉時代は、疫病、飢饉、大地震等の自然災害が頻繁に起こり、人々は心も体も憔悴しきっておりました。

 そのような時代にこそ、数ある仏教経典の中で『法華経』が人々の心に安寧を、人々の暮らしに安泰を導く教えであるとして、日蓮大聖人は立教開宗を宣言されたのでした。

 「大難四か度、小難数知れず」という言葉のように、日蓮大聖人さまのご生涯は艱難辛苦の連続、命がけの布教でした。しかし、法華経を弘めるからこそ護られるという教えを信じ抜き、「南無妙法蓮華経」と御題目を唱えてはその都度、困難を乗り越えられたのでした。

  武蔵国池上宗仲公の邸にて、弘安5年10月13日辰の刻、6人の直弟子に布教を託し、61年のご生涯を納められました。

 以来、日蓮大聖人の年回忌法要である御会式の法要は全国の寺院で連綿と続けられています。

 私たちのご先祖さまが霊山浄土に安住できますのも、私たちが法華経の導きを仰ぐことができますのも、ひとえに日蓮大聖人が「正しき教えに導いて、人々をただただ救いたい。」という「一心欲見仏 不自惜身命」の堅固な信念にて、法華経の教えを説いて下さったからに他なりません。

 皆様にはご参列、ご焼香いただきまして、日蓮大聖人へ報恩感謝の御題目をお唱えくださいますよう、謹んでご案内申し上げます。